Everything is here but nothing is here. True seed of BOP-Business in the third world.・・・Episode_02-C

 
 
 The secondary sector of the economy
 
 もう少し、製造業関連のお話をしましょう・・・。
 
 日本を含めた先進国で行われている全ての経済活動には必然的な、と言うか絶対的な前提条件として”先進型社会インフラの整備”が必要なのですが、今回はその中(沢山ありますけどね;笑)から”物流分野”を取り上げます。
 
 単純化した表現ですが、製造業の基本は
→①原材料を入手して→②加工する(付加価値を付ける)→③(加工された)付加価値財を販売する
 ことですが、その中で物流が受け持つ領域は「」の部分になるんですが、日本国内では(構造が複雑過ぎると国際社会から批判があるようですが、そう言う国際社会:各国:でもそんなにシンプルな構造等にはなっていない・・・ハハ)専門商社、卸売業者、配送業者等がそれぞれの得意分野を発揮して物流を支えている・・・訳ですが、第三世界では、事はそう簡単ではないんですね。
 
 専門業者が居るとか居ないとか言う問題もそうですが、例え居たとしても(居ないと本当は困るんですけどね)物流システムを支える”はず”の基本的な社会インフラが脆弱を通り越してほとんど未整備な為に、例えば、原材料を調達したにはしたが(輸入、国内調達に関係なく)その原材料の工場へのETAが全く予測も出来ない以上にはっきりいって分からない・・・ってな事態に結構、頻繁に遭遇します。
 
 どうしてそんな事態になるか?っと言うと(これも結構、複雑なんですが)
■ 輸入の場合は
  • 入管で書類不備等で足止めを喰っている。
    • 理由は様々なですが、最悪な場合だと”競合相手又は後釜を狙う現地企業や支配層”がアナタの事業活動を妨害することを目的に入管職員を買収し、様々な難癖を付けて書類審査を行っていなかったり、拒否している・・・
 なんてのは、最悪な事態ではありますけど、珍しくはない事態でもありますね・・・
 
■ 国内調達の場合は
  • 原材料の調達自体のスケジュールが曖昧(採掘、一次加工等などの業者が家内工業的か企業であっても現地100%資本の場合は時計とカレンダーはほとんど当てにならない:日本的な納期概念はまぁ~通じない・・・)。
    • 僅か1分半の遅れで100名以上の乗客を死亡させてしまうような企業犯罪が起きるのは日本位なもんで・・・・
  • 品質検査体制が脆弱なので、一次加工の段階で、アナタが要求する品質をクリア出来ない。
  • 輸送経路が崩壊している(街中に採掘場がある訳もない)もしくはストックヤードからの経路上で犯罪組織が暗躍していて安全が保障出来ない(犯罪組織が競合相手に雇われていて意図的に妨害している可能性も結構ある・・・)
  • アナタの工場がある”工業団地”迄の経路が全く未整備な上に、交通安全等の概念が育っていないので、事故が多発する為に、何が起きるかは全く分からない。
 インドでは、閉鎖型(出入りに厳しいチェックのある)空間を造るのは得意でも、その空間と他の空間を繋ぐ経路の整備とは全く別世界次元の話である場合が圧倒的に多い:実際、僕が訪問したことのある工業団地への途中経路は・・・ホントにこの先に団地があんのかい?っと不安になるレベルでしかなかったですからねぇ。
 
 此処迄は「②」の前段階での話しで起こる可能性の高い事例の”一部”ですが「②」の内部は更に問題が複雑でややこしいんで次にするとして(笑)製造が終了して出荷以降の「③(物流ですからね、今回は)」の中身についてです・・・
 
 ③に必要なのは”出荷体制、配送体制、備蓄体制etc.etc”がありますが、上記で述べているように輸送経路が未整備ですから、特に雨季等に経路がしっかり確保されているか?は全く保障出来ない。
 
 で、出荷体制でも、誰が競合相手に買収されてるか?も分からない(検査担当者?積込み作業員?運転手?その全員?:笑)・・・んで、原材料よりも”換金性が高くなった製品”が輸送途中に犯罪組織に襲われない保障も全くない・・・・(輸送車両がその日のその時間にそこを通過することを誰が教えたのか?:事務員?検査担当者?積込み作業員?運転手?ひょっとすると、素行不良で冷遇されていることを逆恨みした現地採用のマネージャー?知らない内に出来上がったFamily Businessの仲間からはじき出された現地従業員?・・・・???)
 
 まぁ~、こうしたこと以外にも、備蓄倉庫内での在庫が自然に消滅して行く(雪じゃねぇ~ってのっ、笑)怪奇現象とか、あらゆる会社備品の自然消滅現象等など・・・言い出せばキリがないんですが、此処迄お話した内容は、道路を整備したとか、チェック体制を強化した、とか言ういわゆる物理的な整備だけでそれらの問題が解決してしまうモノはほとんどなく、ハードの整備+ソフト整備(としての教育)の両方を同時に実施して、労働者の意識改革や向上を図らなくてはならないモノばかりです。
 
 更に、輸送途中で犯罪組織に襲撃、略奪される事態に対応するには日本人には全く認識外の”独自のSecurity体制”が必要になるんですが、これも経費対効果ですが、地元警察や軍部に委託することも第三世界では当り前に出来るので可能ではあるんですが、依頼する相手が120%信頼出来る相手か否か・・・は又別の話です。
 
 まぁ~、BOPですから、高精度な製品を作ることはないんでしょうけど、未来永劫に渡って低精度のモノばかりを製造するってな訳にも行かないですが、実は製造業での歩留まりが日本国内で1%を切る理由の一つが、
高精度な原材料を使用する。
と言うこともあるんですね・・・ですが、そうした高精度な原材料が高精度を保てる条件ってのがやはりあって、どんな条件でもその高精度を維持出来る訳でもないんで、輸送や保管する際に”それなりの注意や気遣い”が必要になるんですが・・・・いわゆる日本流に言う所の”気配り”なんですが・・・この感覚を理解するのが結構、難しい。
 
 又、例え、そうした気配りが出来たしても、社会インフラとしての道路状況が劣悪な為に、精度維持の為の歩留まりが落ちてしまう・・・
 
 第三世界では何も無いが故に何でもOKなんだけど・・・以前のエントリーでも書いているように、何から何迄、全て自己責任で構築しないとならないはめになるのは目に見えている。
 
 っと言うよりも、そうしないと何時迄経っても全く何の埒も明かない(日本のODA?現地行政?NGO?・・・個々に説明説得:一度に全部を、ってな場所も状況にも無いですから:なんてやっていたら、何時になるのか?等余計に分からなくなる・・・・)ので、結局、Businessとして一定時間内に一定予算内で結論を出さなくてはならないのですから、やるなら自分達で全部やった方が早いし安いし安全だ!ってなことになってしまいがちになる・・・・んですけど、そうした方針を採用すると、余計な資産を投入することになりますから、その資産保全はそれ迄以上に難しくなってしまう・・・・
 
 ぅうう~~???厄介でしょ?!第三世界相手の商売は・・・・
 
 To be Continue

aseanpeace11 について

A Proffesional Region Promotion Consultant
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